大切な家族とのお別れのあと、
心に大きな穴があいたように感じることがあります。
涙が止まらなかったり、何もする気になれなかったり、
ふとした瞬間に「もういない」という現実が押し寄せてきたり。
「もっと何かしてあげられたのではないか」
「あのとき、こうしていればよかった」
そんな思いが浮かぶこともあるかもしれません。
けれど、それだけ深く悲しく感じるのは、
それだけ大切に想い、一緒に過ごしてきた時間がかけがえのないものだったからです。
今は、無理に気持ちを整理しようとしなくても大丈夫です。
悲しみ方も、悲しみが続く時間も、人それぞれです。
すぐに日常へ戻れる方もいれば、長い時間が必要な方もいます。
「早く元気にならなければ」と思わなくていいのです。
泣きたい日は泣いて、
写真を見たい日はゆっくり眺めて、
名前を呼びたいときは、これまでと同じように呼んであげてください。
今できる、小さなこと
何かしてあげたいと思ったときは、特別なことをしなくても大丈夫です。
写真のそばにお花を一輪飾る。
好きだったおやつを供える。
お気に入りの写真を選ぶ。
一緒に過ごした思い出を書き出してみる。
そして、心の中で、
「ありがとう」
「大好きだよ」
「一緒にいてくれてありがとう」
と伝える。
それだけでも、大切なあの子を想う時間になります。

思い出は、これからもあなたの中に
一緒に歩いた道。
いつもの寝顔。
ごはんを待っていた姿。
名前を呼んだときに見せてくれた表情。
そのひとつひとつは、
もう戻れない時間ではなく、
これからもあなたの心の中で生き続けていく、大切な記憶です。
ふとした瞬間に思い出して、
胸がぎゅっと苦しくなる日もあるかもしれません。
それでも、悲しいのは、
それだけ深く愛していたから。
無理に忘れようとしなくても、
無理に元気になろうとしなくても大丈夫です。
少しずつ、少しずつ、
「あの子がいない悲しみ」の中に、
「あの子と出会えた幸せ」も感じられる日が来るかもしれません。
たくさん笑ったこと。
そばにいてくれたこと。
あなたを見つめてくれたこと。
そのすべてが、
あの子とあなたが一緒に過ごした、かけがえのない時間です。
会えなくなっても、
大切に想う気持ちまでなくなることはありません。
これからも、あなたのペースで。
あの子との思い出を、そっと大切にしていってください。




コメント